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業務災害総合保険とEPLの補償範囲|構造を解説
業務災害総合保険の保険料相場|業種別と中小企業の目安
業務災害総合保険の補償設計|中小企業の選び方
過労死リスクと経営者責任|業務災害総合保険の備え
政府労災で足りないケース|業務災害総合保険で備える
BEC詐欺の被害額と対策|サイバー保険の補償は?
Chatwork乗っ取り対策|サイバー保険の補償範囲は?
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住まいの種類や状況ごとに、火災保険のポイントをまとめています。
用語解説
保険の専門用語をわかりやすく解説します。
よくあるご質問
お客様からよくいただくご質問にお答えします。
マンションの高層階でも水災補償は必要ですか?
高層階でも必要なケースがあります。床上浸水の直接被害はなくても、建物全体の電気・エレベーター設備への影響や、地下駐車場の浸水による共用部分の損害が発生する可能性があります。管理組合の保険内容も確認しましょう。
水災補償を外すとどれくらい保険料が安くなりますか?
物件や地域により異なりますが、年間数千円〜1万円程度の節約になることが多いです。ただし、万が一被災した場合の損害額は数百万円〜数千万円に及ぶことも。節約額と潜在リスクを天秤にかけて判断することが大切です。
築50年以上の古い家でも火災保険に入れますか?
入れる場合が多いです。築年数だけでなく、メンテナンス履歴やリフォーム状況、電気設備の状態なども審査のポイントになります。ただし、保険会社によって引受基準が異なるため、複数社に相談することをおすすめします。
古い家の保険金額はどう設定すればいいですか?
「家の価値がほぼゼロだから」と低く設定するのは危険です。火災で全焼した場合、同じ場所に同程度の家を建て直す費用(再調達価額)で設定するのが基本。時価額で設定すると、実際の再建費用を大きく下回る保険金しか受け取れない可能性があります。
マンションで階下への水漏れ事故を起こしたらどうなりますか?
修繕費用や慰謝料など、数十万円〜数百万円の賠償責任を負う可能性があります。個人賠償責任保険に加入していれば補償されますが、未加入や補償額不足だと自己負担になります。マンション居住者は個人賠償責任保険の加入を強くおすすめします。
別荘を民泊として貸し出す場合、火災保険はどうなりますか?
通常の住宅用火災保険では補償対象外になる可能性があります。民泊は「事業用」とみなされるため、事業用の保険への切り替えや、施設賠償責任保険の追加が必要になることが多いです。民泊を始める前に必ず保険会社に確認しましょう。
大家向け火災保険で必須の特約は何ですか?
「施設賠償責任保険」と「家賃収入補償」は外せません。施設賠償は共用部分での事故による賠償に備え、家賃収入補償は火災等で建物が使えなくなった際の収入減を補填します。事業継続の観点から、この2つは必ず検討しましょう。
中小企業でもサイバー保険は必要ですか?
パソコンを使っている限り、企業規模に関係なくサイバー攻撃のリスクがあります。最近の攻撃は無差別型が主流で、セキュリティの弱い企業から順に狙われます。パソコン1台の調査費用だけで100万円かかるため、年間数万円の保険料で備えておく価値は十分にあります。
サイバー保険の保険料はどのくらいですか?
最もシンプルなプランであれば年間数万円から加入できます。売上規模が数千万円から1億円程度の中小企業で年間約10万円、数十億円規模で約100万円が目安です。売上規模や業種、補償内容によって保険料は変わります。パソコン1台の調査に100万円かかることを考えると、合理的な投資といえます。
中小企業のランサムウェア被害額はどのくらいですか?
事故対応費用だけで1,000万円を超えるケースがあります。実際の事例では、フォレンジック調査やシステム復旧などで約1,200万円の保険金が支払われました。情報漏洩がなくても調査費用と復旧費用だけで高額になり、情報漏洩が発生すればお詫び費用や賠償金がさらに加わります。
サイバー攻撃からの復旧にはどのくらいの期間がかかりますか?
事前準備の状況により数日から1年以上まで大きな差があります。バックアップやインシデント対応マニュアルが整備されている企業は数日から1ヶ月で復旧できますが、準備がない場合は半年から1年以上かかることもあります。保険金の着金スピードも事前準備に大きく左右されます。
非上場企業でもD&O保険は必要ですか?
必要です。非上場企業でも共同経営者からの株主代表訴訟、事業承継時の責任追及、従業員からのハラスメント訴訟など、役員個人が賠償責任を問われるケースは増えています。年間数十万円程度から加入でき、数億円規模の賠償リスクに備えることができます。
部下のハラスメントで役員が訴えられることはありますか?
はい。ハラスメントの問題を認識していたのに放置した場合や、再発防止策を取らなかった場合、管理監督責任として役員個人が訴えられます。退職代行サービスの普及で訴訟リスクは急増中です。D&O保険は管理監督責任を補償しますが、役員本人がハラスメントの加害者の場合は補償対象外です。
社外取締役にはどのようなリスクがありますか?
社外取締役は常勤の取締役と同じ善管注意義務を負い、経営判断のミスで個人として賠償責任を問われます。名前を貸しただけでも取締役会の決議に賛成したとみなされ責任が生じます。D&O保険がない会社への就任を断るケースも増えており、就任前に保険の加入状況を確認することが必須です。
D&O保険の保険料はどのくらいですか?
非上場の中小企業であれば年間数十万円程度から加入できます。補償額は1億円から5億円が一般的で、上場企業では10億円以上の設定も珍しくありません。保険料は会社が負担するのが通常で、会社の経費として処理できるため、役員個人の費用負担はありません。
政府労災だけでは従業員のケガの補償は足りないのですか?
足りないケースが多くあります。政府労災の休業補償は給与の約80%(厚生労働省の定める法定給付。休業補償給付60%+特別支給金20%)にとどまり、残りの2割や慰謝料・逸失利益は対象外です。このギャップを埋めるのが上乗せ保険である業務災害総合保険で、従業員への補償を手厚くしながら、会社が負う賠償リスクにも備えられます。
使用者賠償責任保険と法定外労災補償保険は何が違いますか?
発動するきっかけが違います。法定外労災補償保険は「労災事故が起きたら」あらかじめ定めた見舞金・上乗せ給付が支払われる保険で、訴訟や賠償請求がなくても発動します。一方、使用者賠償責任保険は従業員や遺族から「損害賠償を請求されたら」会社が負う賠償金や訴訟費用を補償します。業務災害総合保険は、この両方を1つの契約でまとめてカバーできるパッケージ型です。
過労死認定が出たら会社や経営者はどんな責任を負いますか?
高額な損害賠償責任を負う可能性があります。過労死が労災認定されると、遺族から安全配慮義務違反を理由に数千万〜億単位の賠償を請求されることがあり、企業名の公表や書類送検による信用低下も招きます。発症前1か月に約100時間、または2〜6か月間で月平均約80時間を超える残業が「過労死ライン」(厚生労働省の脳・心臓疾患の労災認定基準)の目安です。こうした賠償リスクは使用者賠償責任保険で備えます。
建設業で下請けの作業員がケガをしたら元請けも責任を負いますか?
元請けも責任を問われるケースがあります。下請け・孫請けの作業員が現場で労災事故にあった場合、現場を管理する元請けが安全配慮義務違反として損害賠償を請求されることがあります。備えとしては、自社従業員向けの業務災害総合保険に加え、第三者への賠償をカバーする請負業者賠償責任保険などを組み合わせ、現場全体のリスクに対応する設計が有効です。
業務災害総合保険の保険料は何で決まりますか?
主に業種・従業員数・補償内容で決まり、保険料の算出基礎には売上高(または賃金総額)が用いられます。製造業や建設業など労災リスクの高い業種は料率が上がりやすく、補償対象者の範囲(正社員のみか、パート・派遣も含むか)や補償額、EPL特約の付帯有無によっても変動します。正確な金額は会社ごとに異なるため、複数の保険会社から見積もりを取り、保険料だけでなく補償内容まで含めて比較することをおすすめします。
マンション管理組合の火災保険料はどのくらい上がっていますか?
築年数の経過とともに大きく上がる傾向です。あるケースでは5年前に約55万円だった保険料が更新で約77万円(139%)に上昇しました。築年数別では築17年を100%とすると築27年で約155%、築37年で約182%、築47年で約190%、戸数別では21戸を100%とすると31戸で約110%、51戸で約130%が目安です。早めの見直しで補償の過不足を確認しましょう。いずれも当社の相談実績に基づく目安です。
管理会社経由と独立代理店経由で火災保険は違いますか?
保険料と補償内容に差はありません。同じ保険会社の商品であれば、どちらの経路でも料金も補償も基本的に同一です。違いが出るのは事故対応などのメンテナンス品質で、経験豊富な独立代理店は対応品質が高い傾向があります。価格で選ぶより、いざというときの事故対応力や相談のしやすさで選ぶのがおすすめです。
製造業や倉庫のリスクは火災保険だけでカバーできますか?
火災保険だけでは不足しがちです。鉄骨造などの建物自体への補償に加え、現場では次のリスクを別途備える必要があります。ベルトコンベアやフォークリフト、クラッシャーなど一台数千万円に及ぶ電気・機械設備の損害、作業員の業務中の事故(傷害・死亡・休業・使用者賠償)、事故後の汚染調査・除去などの早期復旧支援、事故による休業損失です。これらは特約や別の保険を組み合わせて補います。
工場が止まったときの休業損害保険は何日・いくら出ますか?
「保険金額(粗利益日額)×休業日数」で計算され、休業日数は契約時に選ぶ約定復旧期間(30日・100日・180日・365日から選択)が限度です。保険金額は粗利益を基に設定し、粗利益日額=年間粗利益÷年間営業日数で求めます。例えば年間粗利益1,500万円・営業300日なら日額5万円が目安です。事業規模に合った復旧期間を選ぶことが重要です。
飲食店や店舗の火災保険でよくある相談は何ですか?
近年は火災そのものより、火災以外の損害に関する相談が増えています。具体的には、台風・水漏れ・設備故障による損害、設備トラブルによる営業停止と売上減少、テナントでの火災時の大家さんへの賠償不安、POSレジや予約システムの停止リスクなどです。火災だけを想定した古い契約のままだと、こうした身近なリスクで保険金が出ないことがあるため見直しがおすすめです。
テナント店舗で火事を起こしたとき、大家さんへの賠償保険はいくら必要ですか?
借家人賠償責任保険として3,000万円〜1億円以上が一般的な目安です。テナントを借りている店舗で火災を起こすと、貸主(大家さん)に対して原状回復などの賠償責任を負います。借用戸室全体への損害を想定し、余裕を持った金額に設定しておくことが重要です。店舗の規模や入居しているビルの構造に応じて、必要額を代理店と確認しましょう。
飲食店が火災保険を選ぶときのチェックポイントは?
次の5点を確認しましょう。火災以外(風災・水濡れ等)も補償されているか、厨房設備などの保険金額が適切か、借家人賠償や施設賠償責任の金額が十分か、休業補償が付帯されているか、食材や冷蔵設備に関する特約があるかです。飲食店は厨房設備や食材など店舗特有のリスクが多いため、火災だけを前提にした契約では不足しがちです。これらを満たしているかを基準に比較するのがおすすめです。
法人火災保険の相見積もりで揃えるべき項目は何ですか?
3社で比較するなら、最低でも保険金額・免責金額・費用保険の3点を同じ条件に揃えることが重要です。ここがズレていると、保険料だけ見て安い・高いを判断してしまい、実際の補償の手厚さを正しく比べられません。各社に同じ前提条件を伝えて見積もりを依頼し、補償内容を横並びで確認したうえで判断しましょう。
信頼できる火災保険の代理店を見分けるポイントは?
取り扱う保険会社が多く、対応する社員体制が充実していること、高い専門性と対応品質を備えていること、保険会社の推奨代理店であることが見分ける目安です。長く付き合うコツは、不明点や疑問点を遠慮せずに質問し、きちんと説明してくれるかを確認することです。価格だけでなく、相談のしやすさと事故時の対応力で選ぶと失敗が少なくなります。
保険金額が再調達価額とズレると比例てん補で損をしますか?
再調達価額(同等の建物を新たに取得・再築するのに必要な金額)と同額で契約していれば、全焼してもほぼ同等の建物を再築できます。保険金額を再調達価額より低くすると保険料は安くなりますが、保険金額を限度に支払われるため再築費用が不足する恐れがあります。なお比例てん補が起きるのは価額協定特約を付けていない契約で、現状はほとんどが価額協定特約付きのためその心配は少なくなっています。
事業用火災保険はいつ見直すのがベストですか?何を確認すべき?
満期更新時だけでなく、事業内容や資産状況が変わったタイミングで随時見直すのが理想です。具体的には、事業拡大・売上増加で在庫や設備、従業員が増えたとき、設備更新・機械入替のとき、建物の改装や用途変更のとき、物価上昇・建築費高騰で再調達価額が上がったとき、そして事故・保険請求の後です。こうした節目で保険金額や補償範囲が現状に合っているかを確認しましょう。
複数の物件の火災保険は一本化したほうがいいですか?
1枚の保険証券に複数の物件明細をぶら下げる「明細契約」にすると、1年更新で満期管理がしやすくなり、保険期間中の物件の追加や解約も簡単に行えるメリットがあります。ただし複数所有による割引は特にありません。デメリットは5年などの長期契約ができない点です。物件が増えてきた大家さんは、管理のしやすさと長期契約の割引のどちらを優先するかで判断するとよいでしょう。
物件の不備で入居者や通行人が怪我をしたら、オーナーの賠償はいくらになりますか?
管理上の不備で第三者に怪我を負わせた場合、治療費・休業損害・慰謝料などで数十万円から数百万円が見込まれます。死亡事故になると、賠償額が数千万円から1億円規模にのぼった事例もあります。施設賠償責任保険は一般的に1億円で設定されますが、可能なら3億円が望まれます。5,000万円から3億円までの保険料差は大きくないため、手厚めの設定がおすすめです。
ハザードマップはどこを見ればいいですか?
想定浸水深、浸水継続時間、避難場所の3点を必ず確認してください。特に想定浸水深が0.5m以上のエリアは床上浸水のリスクがあります。また、近年のゲリラ豪雨を踏まえ、過去の浸水履歴も市区町村に問い合わせると安心です。
内水氾濫とは何ですか?川から離れていても被害を受けますか?
内水氾濫は、大雨で排水が追いつかず、マンホールや側溝から水があふれ出す現象です。川の氾濫(外水氾濫)とは異なり、都市部のどこでも発生する可能性があります。近年のゲリラ豪雨で被害が増えており、川から離れた地域でも注意が必要です。
築50年以上の家の火災保険料の相場はいくらですか?
「相場」は一概に言えません。保険料は築年数よりも「構造級別」(木造・鉄骨・RC)が大きく影響します。また、補償内容や保険金額の設定によっても大きく変わります。まずは現状を専門家に相談し、適切な見積もりを取ることをおすすめします。
ネットの火災保険ランキングは信頼できますか?
鵜呑みにするのは危険です。ランキングの多くは個々の状況を無視しており、根拠も不透明なことが多いです。大切なのは「自分に合った保険」を選ぶこと。管理組合の保険内容、個人賠償責任の充実度、水漏れ時のサービスなど、自分の優先事項に沿って比較検討しましょう。
別荘の火災保険で特に注意すべき点は何ですか?
「空き家」期間がもたらすリスクに注意が必要です。長期不在中の盗難、寒冷地での水道管凍結・破裂、火災発見の遅れなど、自宅とは異なるリスクがあります。また、保険会社によっては「専用住宅」と見なされず、通常より保険料が高くなることもあります。
大家の火災保険と入居者の火災保険は何が違いますか?
入居者の保険は「家財」と「借家人賠償責任」が中心で、建物自体は補償しません。大家の保険は「建物」を補償し、共用部分(廊下、階段など)の事故にも対応します。入居者が保険に入っていても、大家として建物の保険は必須です。
入居者の孤独死に備える保険はありますか?
はい、近年は「孤独死保険」や「家主費用特約」を扱う保険会社が増えています。原状回復費用、遺品整理費用、空室期間の家賃損失などを補償します。高齢化社会で相談が増えているリスクなので、アパート経営者は検討をおすすめします。
フォレンジック調査とは何ですか?費用はどのくらいかかりますか?
サイバー攻撃を受けた際に、パソコンやサーバーを1台ずつ調べて攻撃の経緯や被害範囲を特定する専門調査です。費用はパソコン1台あたり約100万円で、複数台の調査が必要になるため、中小企業でも数百万円から1,000万円以上になることがあります。サイバー保険の主要な補償項目です。
サイバー保険の補償範囲はどこまでですか?
サイバー保険は損害賠償責任、事故対応費用、利益損害の3つを柱に補償します。実際に最も使われるのは事故対応費用の補償で、フォレンジック調査費用、通知費用、超過人件費などが中心です。利益補償はオプションとして付帯する形が一般的で、保険金額は最低1億円の設定が推奨されています。
テレワーク中のサイバー事故でもサイバー保険は使えますか?
自宅Wi-Fiやコワーキングスペースなど、アクセス場所に関係なく業務中の事故であれば基本的にサイバー保険の補償対象です。ただし、多要素認証の導入やOSの更新など最低限のセキュリティ対策を実施していることが前提条件となります。対策を怠っていた場合は補償が制限される可能性があります。
個人情報漏洩の損害賠償額はどのくらいですか?
お詫び費用の相場は1人あたり500円で、1万件漏洩すれば500万円、10万件なら5,000万円です。賠償請求に発展した場合は1件あたり数千円から数千万円になることもあります。サイバー保険で賠償金やお詫び費用をカバーできますが、実際に最も多い補償利用は事故対応費用です。
役員が訴えられたときの弁護士費用と賠償額はどのくらいですか?
弁護士費用は数百万円から数千万円、損害賠償金は数千万円から数億円になることがあります。日本の訴訟制度では勝訴しても弁護士費用の全額を相手方に請求できないため、訴えられた時点で大きな経済的損失が発生します。D&O保険は勝敗にかかわらず弁護士費用と賠償金の両方を補償します。
善管注意義務違反とは何ですか?どうすれば避けられますか?
善管注意義務とは、役員が経営判断を行う際に求められる注意義務です。結果の失敗だけで違反と判断されることは通常なく、判断に至るプロセスの合理性が重視されます。事前調査、専門家への相談、取締役会での議論、議事録の保存を徹底することで、責任を免れる可能性が高くなります。
D&O保険はどのような損害をカバーしますか?
損害賠償金、弁護士費用などの争訟費用、会社が役員に補償した費用の3つが主な補償対象です。経営判断の失敗、株主代表訴訟、ハラスメントの管理監督責任など幅広いケースに対応します。ただし、役員本人の故意による不正行為やハラスメントの加害行為は補償対象外です。
IPO準備中にD&O保険に加入すべきですか?
はい、IPO準備段階からの加入を強くおすすめします。上場すると不特定多数の投資家が株主になり、役員の賠償リスクが飛躍的に高まります。上場前でも共同経営者間のトラブルや従業員からの訴訟リスクは存在するため、できるだけ早い段階での加入が重要です。
業務災害総合保険とEPL保険は何が違いますか?
守備範囲が異なります。業務災害総合保険は従業員の業務上のケガ・病気(労災)に備える主契約で、EPL保険(雇用慣行賠償責任保険)はパワハラ・セクハラ・不当解雇・賃金差別など「雇用に関するトラブル」で訴えられた際の賠償金や争訟費用を補償する特約です。多くは業務災害総合保険にEPLを付帯し、現場の労災と職場の人事リスクの両面をまとめて備えます。
パワハラで会社が訴えられたとき保険で備えられますか?
EPL保険(雇用慣行賠償責任保険)で備えられます。ハラスメントや不当解雇などで従業員・元従業員から損害賠償を請求された際、会社が負う賠償金や争訟費用を補償する保険です。ハラスメント防止が法制化され従業員の権利意識も高まる中、対策を講じても訴訟リスクをゼロにはできないため、業務災害総合保険にEPLを特約として付帯して備える企業が増えています。
派遣社員が労災にあったら派遣先と派遣元のどちらが責任を負いますか?
責任が分かれます。労災保険の加入義務や保険料負担、労災手続きは派遣元(派遣会社)が担いますが、実際の作業現場を指揮・管理する派遣先は、安全配慮義務や労働安全衛生法上の措置義務を負います。危険な作業への配置や安全教育の不備で派遣社員がケガをすれば、派遣先も安全配慮義務違反として賠償を請求されることがあり「自社の社員ではないから関係ない」とは言えません。
D&O保険に入っていれば会社の労務トラブルも補償されますか?
補償されないことが多く、別途の備えが必要です。D&O保険が守るのは「役員個人」が賠償責任を負ったときで、会社自身が負う労務トラブルの賠償は基本的に対象外です。会社を守るのは業務災害総合保険やEPL保険です。ハラスメント訴訟では会社と役員の双方が訴えられる場面もあるため、D&O保険とEPL・業務災害総合保険を組み合わせ、補償の隙間をなくす設計が備えとして有効です。
パート・アルバイトや派遣社員も補償対象にできますか?
補償対象に含められます。業務災害総合保険は補償対象者の範囲を設計でき、正社員のみ/パート・アルバイトを含む/派遣社員を含む、といった形で選べます。アルバイトでも正社員と同等の補償を求められる事例が増えているため、雇用形態を問わず現場で働く人を幅広く対象にしておくと備えが手厚くなります。誰を含めるかで保険料も変わるため、自社の人員構成に合わせて設計しましょう。
マンション管理組合の火災保険で入り忘れがちな補償・特約はありますか?
地震保険・包括個人賠償特約・管理組合役員賠償責任特約の3つが代表的です。地震保険は高額と思われがちですが、1戸あたり月1,000円程度のケースもあります。包括個人賠償は古いマンションだと組合契約で高額になるため、各区分所有者が個別に加入(年2,000円ほど)する方が割安です。無報酬の役員を賠償請求から守る役員賠償責任特約は5年で数万円程度で備えられます。保険料は地域や建物の構造によって大きく異なるため、金額はあくまで一例です。
管理組合の火災保険を見直すとき最低限押さえるポイントは?
建物評価額と保険金額の関係をまず確認しましょう。評価額は所在地・構造・延べ床面積から保険会社が算出しますが、竣工時の代理店が出した評価額をそのまま引き継いでいるケースが多く見られます。保険金額が同じでも評価額が高いほど保険料は高くなるため、評価額が適正かどうかが見直しの要チェックポイントです。理事の交代時などに一度見直すことをおすすめします。
工場の建物・機械・在庫の保険金額はどう決めるのが正解ですか?
再取得価額(同等のものを再築・再取得するのに必要な額)を基準に設定します。建物・設備は新築時の建築価額を確認して年次別指数法で評価し、不明な場合は保険会社のデータによる新築費単価法で算出します。商品・製品は同等品を再取得する額を積算または申告で評価します。こうして求めた評価額に約定付保割合を乗じて保険金額を設定するのが基本です。
化学や木材など燃えやすい業種は火災保険料が高くなりますか?
高くなります。火災保険の料率は一律ではなく、火災発生リスクの高低に応じて業種ごとに細かく区分されています。保険は「リスクに応じた負担」が原則のため、火災の発生頻度や被害額(損害規模)が大きい業種ほど料率は高く設定されます。化学や木材加工などはこの観点で料率が上がりやすい業種にあたります。
飲食店の火災保険で出るもの・出ないものは何ですか?
対象になりやすいのは、火災・爆発・落雷、風災(看板破損など)、水濡れ(漏水事故)、盗難です。一方で注意が必要なのは、経年劣化による故障(対象外)、食材の廃棄(特約が必要な場合あり)、営業停止による損失(休業補償がないと対象外)です。飲食店ならではのリスクは特約の有無で結果が大きく変わるため、契約時に補償範囲をよく確認しましょう。
店舗休業保険は家賃や人件費、売上減までどこまで出ますか?
対象となるのは粗利益・家賃・人件費などの固定費で、売上の全額ではなく利益ベースで補償される点に注意が必要です。入るときのポイントは、補償期間を十分に取ること(6ヶ月以上が推奨)と、火災以外の事故も対象に含まれているかを確認することです。復旧には想定以上に時間がかかることが多いため、短すぎる補償期間にしないことが大切です。
法人火災保険の相場は会社の規模や業種でどう変わりますか?
基本的な考え方は個人の火災保険と同じで、建物の構造・物件種別・延べ床面積・所在地をもとに評価した金額で保険金額を設定します。物件種別が専用店舗・事務所・工場・倉庫・大規模ビルのどれかによって設定金額が変わり、火災リスクの高い業種ほど料率も上がります。一律の相場というより、自社の物件と業種に応じた見積もりで確認するのが確実です。
保険会社直接・共済・代理店経由のメリット・デメリットは?
保険会社直接は手数料が少なく保険料が安くなりやすい一方、補償を自分で理解する必要があり、事故時の相談先がコールセンター中心で建物評価や特約選択を誤りやすいです。共済も保険料は安めですが補償上限が低く、高額物件や細かな設計には弱い傾向があります。代理店経由は補償設計や事故対応を相談でき、リスク分析もできますが、代理店ごとの知識・品質差には注意が必要です。
事業用火災保険は火災以外にどんな事故まで補償されますか?
法人向けの総合保険は、火災リスク・工事リスク・賠償責任リスク・休業リスクといった複数の補償から必要なものを選べるセット商品になっています。火災や落雷・破裂爆発に加え、風災・水災・水濡れ・盗難・破損汚損などに広げられ、賠償や休業の補償も特約で組み込めます。どこまで付けるかで保険料も変わるため、自社で起こりうる事故を想定して必要な補償を選ぶことが大切です。
水害や風害の増加で事業用火災保険の保険料はどう変わってきていますか?
自然災害の多発を背景に値上がりが続いています。損害保険料率算出機構は2023年6月、火災保険料の目安となる参考純率を全国平均で13%引き上げました。これは過去6年で4回目かつ過去最大の上げ幅で、あわせて水災料率を地域リスクに応じて5区分に細分化しています。これを受けて2024年10月に各社で保険料が改定され、築古の建物は設備の老朽化でリスクが高く、より引き上げ傾向にあります。
自動更新で放置している法人火災保険、今すぐ見直すべき点は?
自動更新で放置していると、いざ事故が起きたときに復旧費用が足りない、または補償されない事態が起こりがちです。最優先で確認すべきは、建物や設備の保険金額が現在の評価額(再調達価額)に合っているか(建築費・資材・人件費の上昇で評価額は上がっています)、水災補償が外れていないか、水漏れ補償の範囲、休業補償の有無と範囲です。まずはこの4点から点検しましょう。
火災や孤独死で家賃が途絶えたとき、火災保険で補償されますか?
家賃補償と家主補償(家主費用特約)で備えられます。家賃補償は火災や水災などで貸家・アパートが損害を受け、復旧までの間に生じた家賃の損失を最長12ヶ月を限度に支払います。家主補償は賃貸住宅内で孤独死・自殺・犯罪死が発生し、空室期間や値引きで家賃損失が出た場合に12ヶ月を限度として補償し、さらに原状回復費用や遺品整理費用もカバーします。
これから賃貸経営を始める人が火災保険でまず押さえるべき点は?
新築でない限り、まず建物のメンテナンス状況(屋根・外壁の損傷、水廻り設備の不具合)を確認しましょう。そのうえで火災保険では、再調達価額を大幅に下回らない適正な保険金額になっているか、ハザードマップや過去事故から水災補償の必要性、施設賠償責任保険金額が十分か、賃借人の高齢化に備えた家賃収入特約・家主費用特約の要否を押さえます。水濡れ補償と破損・汚損補償は特に重要で、外さないことをおすすめします。
運営会社について
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