「成長投資枠」と「つみたて投資枠」に分かれていますが、この違いは以前の記事（いよいよ始まる新NISAの記事のリンク貼ってください）でご案内したとおり、年間で投資できる金額もそうですが、「買い付け方法」と「投資できる商品」が異なります。

投資できる商品は？

「成長投資枠」…様々な目的やニーズに合わせた商品がラインナップ。
該当商品はこちらで確認ができます。

「つみたて投資枠」…旧つみたてNISA対象商品と同じ基準。
購入時手数料ゼロ・信託報酬が一定水準以下・主要な対象資産に株式を含むこと、など長期の積立投資に適した商品がラインナップ。

該当商品はこちらで確認ができます。

見ていただくとわかるとおり、対象商品の多くが「投資信託」です！

投資信託とは？

投資信託（ファンド）は、投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品で、その運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みの金融商品です。
「集めた資金をどのような対象に投資するか」は、投資信託ごとの運用方針に基づき専門家が行います。
一般社団法人　投資信託協会HP　「そもそも投資信託とは？」より引用

イメージでいうと「パッケージ商品」に近いでしょうか。
自分自身で株式や債券を個別に選んで投資するのはとても大変だし、骨が折れますよね。
ですが、投資信託を購入すれば、その中に含まれている株式や債券に自動的に分散投資できるのです！

例えばこれが株式投資信託といって、投資信託の中に株式しか入っていないものだった場合は「あらゆる企業のパッケージ商品」というものだとイメージしやすいと思います。

そして仕組みとしては以下のイラストのようになっています。

投資信託にかかる手数料は？

投資信託はその商品の投資方針に合わせて専門家に運用を任せるというスタンスなので、その分の手数料が発生します。
主に「買う時、持っている時、換金する時」に手数料がかかります。
その他も含めて一覧が以下になります。

この中でも一番注目なのが「運用管理費用（信託報酬）」でしょうか。
投資している間、特に負担率が高いところになります。

こういった手数料は投資信託ごとの目論見書（投資信託の情報が記載されたパンフレットのようなもの）にきちんと記載がありますので、必ず確認しましょう！

手数料は低い方がいいって本当？

長期投資をするのであれば、コストは低い方がいいですよね！
以下の比較表を見てみてください。

こうしてみると、やっぱり手数料は低い方が理想的です。
ただしこれはどちらの投資信託もほぼ同じパフォーマンスである場合の話です。

投資信託は手数料だけで良し悪しを判断できません！

同じパフォーマンスだとＡファンドの方が良い成績になりますが、例えばこうなったらどうでしょう？

まったく違う結果が出てきますね！
もちろんこれはわかりやすくお見せするために、わざと1年のみの例でお話をしていますし、Ａファンドの成績>Ｂファンドの成績というまったく逆の結果も十分有り得ます。

ですが、一概に手数料だけで判断はできないということがおわかりいただけたと思います。

そして実はこの事例…
Ａファンド＝インデックスファンド
Ｂファンド＝アクティブファンド
でお話をしています。

投資信託を知る上で「インデックス」「アクティブ」の違いを理解しておくことは、とても大切です！
ですので次回は「インデックスファンドとアクティブファンドの違いについて」です。