脆弱性(ぜいじゃくせい)とは
一言でいうと
ソフトウェアやシステムに存在する、セキュリティ上の欠陥や弱点のこと。セキュリティホールとも呼ばれます。放置すると不正アクセスやウイルス感染の入口となり、サイバー攻撃の主要な原因になります。修正プログラムが提供される前の脆弱性を狙う「ゼロデイ攻撃」は特に対処が難しく、サイバー保険で備えるべきリスクの一つです。
脆弱性(ぜいじゃくせい)とは
脆弱性とは、ソフトウェアやシステムに存在するセキュリティ上の欠陥や弱点のことです。「セキュリティホール」とも呼ばれます。IPA(情報処理推進機構)によれば、脆弱性はプログラムの不具合や設計上のミスなどによって生じ、そこを突かれると不正アクセスやコンピュータウイルスによる攻撃を受け、本来の機能や性能が損なわれるおそれがあります。
サイバー攻撃の多くは、修正されないまま放置された脆弱性を入口として行われます。IPAが毎年公表する「情報セキュリティ10大脅威」でも、脆弱性を悪用した攻撃が組織向けの脅威として上位に位置づけられており、脆弱性の管理はセキュリティ対策の基本といえます。
ゼロデイ脆弱性とゼロデイ攻撃
脆弱性の中でも特に対処が難しいのが「ゼロデイ脆弱性」です。これは、ソフトウェアに脆弱性が見つかったものの、開発元(ベンダー)から修正プログラムが提供される前の状態にある脆弱性を指します。
この修正前の脆弱性を悪用して行われる攻撃が「ゼロデイ攻撃」です。修正プログラムがまだ存在しない段階で攻撃が行われるため、利用者側で完全に防ぐことが難しいのが特徴です。「ゼロデイ」という名称は、脆弱性が公表されてから対策までの猶予が「ゼロ日」しかない、という意味合いに由来します。
脆弱性対策とサイバー保険
脆弱性への基本対策は、ソフトウェアを常に最新の状態に保ち、修正プログラム(セキュリティパッチ)を速やかに適用することです。あわせて、自社のシステムに既知の脆弱性が残っていないかを定期的に確認することも重要です。
一方で、ゼロデイ攻撃のように予防だけでは防ぎきれない攻撃も存在します。日本損害保険協会によれば、サイバー保険はサイバー事故が発生した際の事故対応費用や損害賠償費用などを補償します。脆弱性対策などの予防策を講じたうえで、万が一被害が発生した場合に備える手段として、サイバー保険を組み合わせる考え方が広がっています。
参考文献
- IPA(情報処理推進機構) - 脆弱性対策情報 - 脆弱性の定義と対策に関する公式情報
- IPA(情報処理推進機構) - 情報セキュリティ10大脅威 2025 - 脆弱性を悪用した攻撃を含む脅威動向の解説
- 日本損害保険協会 - サイバー保険 - サイバー保険の補償内容の解説
